株のはじめかた

かぶのはじめかた 十代のための投資教室
かぶのはじめかた

株のはじめかた

こんにちは、ずひろです。
今回も10代のための投資教室ということで、株をはじめるための具体的な手順について解説します。

これまでの記事をさらっと読んでもらえれば株の仕組みの基本的な部分は理解できるかと思いますので今回の記事で実際に始めるための具体的な株のはじめ方をステップに分けて説明します。

株をはじめる3ステップ

株は次にあげる、たった3つのステップで始められます。

①証券会社に口座を開設して入金する

②銘柄を選ぶ

③買い注文を出す

とても簡単ですよね。でも実はここでつまずいてしまう人がとても多いです。
おそらく、この3つに対して難しそうに思えることが多いからでしょう。

例えば口座開設といっても日本には100以上の証券会社があり、自分に合った証券会社を選ぶだけで疲れてしまいそうです。


さらに口座開設には法律に基づいた手続きをおこなければなりません。一度わかればたいしたことは無いのですが、やはり最初は難しいと感じる人もいます。

そんな方のために、今回はこの株をはじめかた3ステップについて分かりやすく解説していきます。

証券会社に口座を開設して入金する

第1ステップとして証券会社に口座を開設する必要があります。
証券会社の口座といっても要は銀行の口座と大まかなイメージは変わりません。

株を買うためのお金や出た利益を受け取るための口座です。
20歳以上であればどの証券会社でも口座の開設が可能です。

未成年の場合は会社によって、口座開設ができる証券会社とできない証券があります。
口座開設が可能な場合でも、必ず親権者の同意が必要になります。

未成年の方の場合はまず親権者の方と一度相談してから手続きしましょう。。

100以上ある証券会社の中からどの証券会社を選ぶか問われると、迷わずネット証券をおすすめします。

理由は取引ハードルが低いから、取引手数料が安いからです。

たしかに、支店を持っている証券会社では担当の方が企業情報の整理やおすすめ銘柄の提案などいろいろとサポートをしてくれますが、その分、株を買うための手続きや手数料が多くなります。

取引が多くなればなるほど手数料分損をしてしまいます。
現代ではインターネットが広く普及しておりネット上で十分以上の情報を集めることができるので、わざわざ高い手数料を払って自分でも集められる情報を人からもらう必要はありません。

ネット証券にもいろいろとありますが、まずはSBI証券かもしくは楽天証券で口座を開設するのが良いでしょう。


大手企業が運営している信用と、口座を利用している人が多いからおすすめです。

信用は言わずもがなですが、口座利用者数が多いということはその分、利用者のためのサポートが充実していることに繋がります。


これは運営している企業のサポートもそうですが、実際の使い方や注意点を個人的に発信している方々も多いため初心者にはありがたいです。

実際、ネットで使い方を検索すれば私のような個人ブログやYoutubeで使い方を解説してくれていることがほとんどです。


なれないうちや、わからないことが多いうちはこうしたお助けマン?に頼れるよう、有名どころを利用するのが良いでしょう。

SBI証券と楽天証券のどちらを選ぶというところですが、これは好みで問題ないと思います。
いずれにせよ無料なので2つとも作ってしまってもいいです。

すごく端的に表現すると、


比較的手数料が安くIPOに有利なのはSBI証券

ポイント付与があり独自コンテンツが豊富なのが楽天証券

といったところでしょうか。


自分の用途を考えて開設する口座を選びましょう。
口座を開いたらその証券口座に入金することも忘れないようにしましょう。

基本的には自分の銀行口座から振り込むことになりますが、上記2つの証券口座は振込手数料は無料ですし24時間のリアルタイム入金が可能です。この部分に差はないかと思います。

銘柄を選ぶ

口座を開設し、入金が済んだら次はどの株を選ぶかについて考えましょう。

株を選ぶ際には、トレードをするかor投資するかで銘柄の選び方が変わってきます。
別の記事にこの点を解説しているので、適宜確認してください。

記事:「投資」と「トレード」


最初は自分の知っている会社の株をとりあえず買ってみてもいいかと思います。

はじめから大きな利益を得ようとしたり、損失をおそれすぎるよりも自分の馴染みの深い会社の株を買ってみて、その会社の株価がどんな動き方をするのか観察するのが良いでしょう。

しかし、自分が勤めている会社の株は買えないのでご注意ください。
インサイダー取引として犯罪になってしまいますので。

自分が勤めている会社の株でも所定の手続きを行えば売買可能ですが、手間が多いのであまりお勧めしません。

慣れてきたときのために解説しておきますが、銘柄を選ぶときには少なからずその企業を分析する必要があります。

株取引の企業分析

現代で主流となっている分析方法はテクニカル分析ファンダメンタル分析の2つです。

テクニカル分析はトレード向きの分析で、株価のチャート(値動きを表した図)の形から次の株価の変化を予測する方法です。

ファンダメンタル分析は長期の投資向きの分析で、決算書財務諸表の情報から企業の成績を把握する方法です。

どちらも習得にはある程度の勉が必要になりますので、今後また別記事で解説したいと思います。

まずは難しく考えすぎず自分の好きなブランドや馴染みのある会社の株を買ってみると良いでしょう。

買い注文をだす

口座を用意し、どの銘柄を買うか決めたら最後は買いの注文を出すのみです。
ここでは株を注文する方法について覚えていきましょう。

「指値」注文と「成行」注文

代表的な注文方法に指値成行があります。

指値とは、自分で買う値段(もしくは売る値段)を決めて注文を出す方法です。
「今1000円の株が980円になったら買いたいんだ」というとき980円で指値注文を出します。

一方、成行は値段を指定しない方法です。
「いくらでもいいから今買いたいんです」という際に使います。

指値に比べて高い値段で買うことになる可能性がありますが、「変えなくて悔しい」ということは無くなります。
売るときにはその逆で「いくらでもいいから今売りたいんです」というときに使います。

ロスカット(損切り)するときに使うことが多いです。
なお、注文が成立することを約定(やくじょう)といいます。

トレードで利用できる逆指値

さらにほとんどの証券会社で利用できる方法に「逆指値」注文があります。
この逆指値という言葉が理解するのを難しくしていますが、要は強気の待ち伏せです。

1000円の株が980円に下がったときに買うのが指値注文。
1000円の株が1100円に上がったときに買うのが逆指値注文です。

指値は安くなったところで待ち伏せるので、下がっている株を買うのことになります。
対して、逆指値は「高いところで待ち伏せる」ので上がっている株を買うのです。

一見難しそうですが、一度やればだれでも簡単にできるようになりますし、便利な方法なのでぜひ覚えてみください。

実際始められるかどうかは自分次第

さて、ここまで株の始め方を3つのステップに分けて説明してきました。どれも1度分かってしまえばなんてことないのですが、実際に行動してみようとすると、実際よりハードルが高く見えてしまう方も多いようです。

蒔かぬ種は生えぬ”です。
自分が行動しない限りなにも変わりません。

これまでの記事の内容で株を始める最低限の知識は十分ついたはずです。
始めだしたらあとはそんなに難しくありません。

ただ、勉強と経験はこれからも必要です。
この点において、引き続き本サイトが皆さんのサポートとなれば幸いです。

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