「投資」と「トレード」

投資とトレード 十代のための投資教室
投資とトレード

「投資」と「トレード」

こんにちは、ずひろです。

10代のための投資教室ということで、株式投資の基本知識を伝えていきます。
今回は取引のしかたをテーマにそれぞれの方法と仕組み、メリットデメリットを解説していきます。

まず最初にお伝えしておくと
取引のしかたには「投資」「トレード」があります。

この2つの中で成長する会社の株を長く持つのが「投資」です。

これから成長しそうな会社の株を長期間持ち続け、会社の成長に合わせて株価の上昇を期待狙ったり、配当を受け取ったりするのは
一般的に長期投資と言われています。このような取引方法をここでは投資と呼びます。

一方、投資に対して「トレード」というスタイルの取引きがあります。

トレードとは、投資にくらべて短い期間で売買を繰り返す方法です。

刻一刻と変動する株価の動きに合わせて数日から数週間保有し、決裁します。
投資にくらべて売買する回数は増えますが、その分、短期間で利益が大きくなる可能性があります。

投資とトレードの違いを理解しよう。

ではもう少し踏み込んで投資とトレードの違いを整理してみましょう。

投資

売上や利益が伸びていてこの先も成長しそうな会社の株を長期間保有する。
配当や優待をもらいながら年間7%程度の値上がり益を期待する。

トレード

その時期や季節など注目されて人気が集まっている株(銘柄)を中心に取引を行う。
会社の業績よりも株価の値動きに注目して売買をする。
数日から数週間の期間で値上がり益を期待する。

投資とトレードでは必要な知識が変わってきます。そのため読むべき本や見るべき資料、勉強する内容も変わってくることに注意しましょう。
なので一番最初にこれらの違いを理解し、効率よく勉強していくことが大切です。

ずひろ
ずひろ

【用語説明】
デイトレードスイングトレード

どちらもトレードの手法の一つ。
「デイトレード」は買った株をその日のうちに売ったり、信用取引で買った株をすぐに買い戻したりして1日の中で売り買いを完結させる方法です。

「スイングトレード」は、デイトレードを数日から数週間に長くしたものです。
どちらも売り買いの回数が多くなるのでうまくいけば投資よりも大きな利益を得ることが出来ます。

では「投資」と「トレード」のどちらを選べばいいのでしょうか?

これはあなたが持っている取引の目的によって変わります。
もし「10年~20年先を見据えて、500万円を1000万円、2000万円にしたい」と考えるならば、投資を選びましょう。

違って「500万円を1,2年後に1000万円にしたい」のであればトレードを選びます。要は長期でじっくり資産形成したいか、短期で成果を上げたいかの違いです。

以下に投資とトレードのメリットandデメリットを述べておきます。

【投資】

メリット
・定期的に配当が得られる。(年1~2%程度)
・業績や株価を毎日チェックしなくていい。
・年間7%程度の利回りが期待できる。
デメリット
・時代の変化や予期せぬイベントの影響で株価が急激に下がる可能性がある。
・成果が出るまで時間が掛かる。
・成長する会社を見つけるための業績分析は膨大。

【トレード】

メリット
・短期間で大きな利益が見込める。
・会社の業績を詳細に細かく分析する必要がない。
・失敗してもやり直しがききやすい。
デメリット
・膨大な株価チャートのデータを分析する必要がある。
・定期的に株式市場の動向をチェックする必要がある。
・一日に株式取引にかける時間が多くなる。

他にもまだまだあるかと思いますが、基本的にはこの内容を押さえておきましょう。
この内容をみると一見、トレードの方が効率がいいように思えますが短期で大きな成功を得るためには多くの技術と知識が必要です。

株価が変動する仕組みについても必ず理解しておきましょう。

記事:株はどうして上がったり下がったりするの?

まず投資を始めてみようと考える人は最初から投資 or トレードに全振りするよりも、どちらの勉強も並行させながら経験を積むのが良いでしょう。

慣れてきて株式取引を理解できたらどちらかを選んで、自分のスタイルの取引きを確立させていきましょう。

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