割安株の見つけ方
こんにちは、ずひろです。
前回は成長株の見つけ方を紹介しましたので、今回は「割安株」の見つけ方を解説していきます。
割安株を見つけるためには、ある指標を見る必要があります。
今回の記事は割安株の見つけ方について基礎の部分を解説しますので、さらに詳しく知りたい方は続きの記事を読んでみてください。
割安株の見つけ方
「割安株」とは、実際の株価が企業価値よりも明らかに低くなっている銘柄のことです。
この割安株をみつけるには「PER」「PBR」「配当利回り」といった株価指標を使います。
これらの経済指標は四季報の株価指標欄(PER、PBR)と業績欄(配当利回り)に記載されています。
この3つの指標についてまた別の記事で詳細に使い方や注意点を説明しますが、
端的に説明すると以下のようになります。
〇PER(株価収益率)
PER(倍) = 株価 ÷ 1株当たりの(予想)当期純利益
株価が1株あたりで当期純利益の何倍まで買われているかを表す。
★この値が低いほど株価が割安とされる。
〇PBR(株価純資産倍率)
PBR(倍) = 株価 ÷ 1株当たり純利益
株価が1株当たり純資産の何倍の水準かを表す。
★1倍よりも低いと株価は割安とされる。
〇配当利回り
配当利回り(%) ={ 1株当たり(予想)配当金 ÷ 株価 }× 100
配当金により年利で何パーセントの利回りになるかを表す。
☆高いほど株価は割安とされる。
ここで注意点ですが、
四季報に記載されている株価指標は、四季報発売の3週間ほど前の株価を基準にして計算されたものです。
計算されてから四季報が発売されるまでの間にも株価は変動しています。
皆さんもできるだけ各指標の計算式を理解し、計算式の株価の箇所を現在の値に置き換えて自分で計算してみましょう。
また、株式投資に不慣れな間は、株価指標から見た割安株に投資する際には
業績が不安定な銘柄は避けて毎期でしっかりと利益をあげている銘柄から選ぶことをお勧めします。
特にPERや配当利回りから見て割安株を判断するときは、毎年着実に利益を上げていて、配当金も安定しているような会社から選定すると良いでしょう。
なぜなら、PERや配当利回りはその性質上、利益や配当金が大きく変動する銘柄には信頼度が低くなり、指標として使いづらくなるからです。