株の値段は変動する?
こんにちは、ずひろです。
10代のための投資教室ということで、今回は株の値段が上がったり下がったりする仕組みについて書きます。
以前の記事でそもそも株ってなに?というテーマで説明を行っていますので、まだ株がなんだか理解できていないという方はそちらも確認してみてください。
記事: 【「株」ってなに?】
株の値段=株価は毎日上がったり下がったりします。
これは株価がその会社の価値そのものではなく、人気のあるなしによっても左右されるからです。
業績のいい会社の株価が常に上がるわけではなく、
短期的にはオークションのように人気のある株が上がり、ないものは下がったりということも起こります。
そのため、業績がよくても人々が「これ以上は良くならないだろう」と考えると株価は下落してしまいます。
逆に赤字で業績が悪くても、人々が「これから良くなる」「これ以上は悪くならないぞ!」と考えるならば株価が上昇することがあります。
つまり、買いたい人が多ければ株価は上がり。
買いたい人よりも売りたい人が多ければ株価は下がるようになっています。
単純な業績だけではなく、
”人々の心理(人気)によっても株価は動く!”これが理解できると株式投資の世界がとっても理解しやすくなります。
(例)
新型コロナウイルスに対するワクチンを開発している会社が一定の効果があるワクチンが作れたかもっと公表したことで、株価が急上昇するといった事例がありました。
公表をした時点では薬の売り上げが実際に上がったわけではありません。しかし、注目度や期待値が上昇してこの会社の株を買いたい人が増えます。すると株価は短期的にどんどん高くなっていきます。
株価の変化は「長期的には業績、短期的には心理」
みなさんが株式投資を始めて慣れてきてもこの基本は忘れないようにしてください。
業績のいい会社は長期的にはその業績に連動し、株価は上昇します。
ですが、社会情勢や為替、感染症の流行など予期せぬイベントの影響で何年も下落することがあります。
その間に業績自体も下がってしまうこともありますので、「今の業績」だけでなく「将来の業績」をきちんと見極めることが大事です。
人気のある会社の株は数日から数カ月と比較的短期間で注目度が大きく変化します。
ですが人は熱しやすく、冷めやすいものです。せっかく株を買っても、売り時を誤ると株価が下がってしまい損をすることもあります。
その株の人気をきちんと見極める必要があります。
※中学生、高校生向けにできるだけシンプルな表現を心掛けてますが、言葉足らずな部分や質問があれば「問い合わせ」からご連絡ください。